近視の屈折矯正ができる人気のレーシック手術。
手術を受けるだけで視力回復できるのは魅力ですが、大切な目の手術なのでいろんな不安や疑問点がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、レーシックを検討する際によくある質問を集めてみました。
視力回復手術を受ける際の参考にしてください。
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レーシック適応について
レーシックができない人の特徴は?
レーシック手術は全員が受けられるわけではなく、適応検査で不適応と診断される方は一定数みえます。だいたい10人に1~2人ぐらいの割合でレーシックが受けられないと診断されるようです。
代表的なレーシックが受けられない方の特徴として、
- 角膜が薄い方
- 円錐角膜の方
- 角膜に傷がある方
- 緑内障の方
- 糖尿病や膠原病などの全身疾患を持つ方
- 妊娠中の方
- 18歳未満の方
などが挙げられます。
まずは適応検査を受けて自分の目の状態を診断してもらいましょう。
レーシックの年齢制限はある?40歳でも受けられる?
多くのクリニックで20歳~60歳くらいの年齢に設定されています。
ただし40歳以上の方は目の調節能力が衰えてくるため、過剰な矯正はおすすめできませんので医師と話し合って目標視力を決めましょう。
また20歳以下の方でも特定の職業の方はレーシック可能になる場合があります。
ドライアイでも手術は可能ですか?
レーシック手術はドライアイの方でも受けることはできます。
ただし極端なドライアイの場合は、術前にドライアイ治療が必要になったり、手術が受けられない場合もあります。
ドライアイでレーシック可能と判断された方も医師と相談して慎重に判断してください。
強度近視でもレーシックを受けられますか?
レーシックで近視矯正できる範囲は向上しています。ですが特に強度近視になるとレーザー照射で削る角膜の厚みが大きくなるため、不適応になる場合があります。
もしレーシックが不適合になった場合はICLによる視力回復をおすすめします。
ICLよくある質問!最初に知っておくべき注意点とは?レーシック費用についてのよくある質問
眼科によってレーシック費用に差があるのはなぜ?
レーシックは自由診療のためクリニックが自由に価格を設定できます。施術のための機械は非常に高額なため、集客力のないクリニックではどうしても価格が高くなってしまいます。
レーシックモニターを募集している眼科は?
現在、レーシックモニターを募集している眼科は見つかりませんでした。
健康保険は適応されますか?
レーシックには健康保険は適応されません。全額自費での施術になりますが、個人で加入した生命保険などでは適応になる場合があるので確認して診断書をもらっておきましょう。
また確定申告によって医療費控除の対象になる場合もあります。
レーシック手術について
検査の日までの準備は?
コンタクトレンズを装着すると角膜の形状が変化します。正常な状態で検査を行うために一定期間コンタクトレンズの装着を中止する必要があります。
- ソフトコンタクトレンズ:3日前から中止
- ハードコンタクトレンズ:2週間前から中止
- 乱視用ソフトコンタクトレンズ:1週間前から中止
- オルソケラトロジー:3ヶ月前から中止
乱視の矯正は可能ですか?
可能ですが、強度乱視の場合は治療できない場合があります。まずは適応検査で正確な目の状態を検査してもらいましょう。
乱視の場合はリスクの少ないICLも検討されると良いでしょう。
レーシックで失明する場合はありますか?
レーシックが直接の原因となって失明した事例は、世界中で1件も報告されていません。
レーシックは眼球内部に手を加える手術ではなく、レーザーを角膜に照射する表層的なものです。従って経験豊富な医師の施術を受ければ、まず失明のリスクはないといえるでしょう。
レーシック手術に痛みはありますか?
手術では点眼麻酔を行うため痛みはありませんが、目を圧迫されている感じや触られているような不快感は感じることがあります。
また術後に麻酔が切れると目に異物感を感じたり、ヒリヒリした痛みが出てきますので、処方された痛み止めの点眼を必ず行ってください。手術当日は早く帰宅して部屋で安静にしていましょう。
手術中に目が動いても大丈夫ですか?
もちろん目は動かさない方がよいですが、もし動いてもエキシマレーザーには目の動きを追跡する機能が装備されており、多少目が動いても問題ありません。
また目は器具で開いて固定されるため、まばたきはできません。
レーシック手術後の心配について
レーシックをすると老眼になりやすい?
レーシックが直接の原因で老眼になることはありません。老眼は老化によって水晶体の調整力が低下するため近くが見えづらくなる現象であり、角膜を削る施術であるレーシックとは直接関係ありません。
ただしレーシック前に老眼になっていたことに気づいていなかった場合、レーシック後に老眼に気づくことはあります。
レーシック後に白内障手術は受けられる?
レーシック手術を受けた後でも白内障手術は受けられます。ただし、レーシック手術で角膜が変形しているため、レーシックについて詳しいクリニックで白内障手術を受けた方がよいでしょう。
手術後にフラップがズレることはありますか?
通常に生活している分にはフラップがズレることはありません。
ただし、予期せぬ事故などで目に強い力が加わるとプラップがずれることはありえます。特に術後しばらくは目に強い力を加えないように注意してください。
後遺症はありますか?
よく知られている後遺症として、一時的に目が乾きやすいドライアイがでたり、光が眩しく見えるハロー・グレアがでる場合があります。
ほとんどの場合は時間の経過とともに回復していきます。
術後の定期検診に必ず行き、症状がなくなるまで医師の診断を受けましょう。
近視の戻りはありますか?
術後に少し近視よりに戻りが出る場合がありますが、元通りの視力状態にもどることはありません。
ただし術後もパソコン仕事など目を酷使することを続けると、近視が進行することがあります。
レーシック手術後の生活 よくある質問
入浴はいつから可能ですか?
手術当日は顔をぬらさないように気をつけ、首から下のシャワーのみ可能です。
翌日検診で問題なければ入浴・洗髪・洗顔も可能になります。
お化粧はいつからできますか?
レーシック翌日の検診後はアイメイク以外のお化粧はOKです。
アイメイクは1週間後から可能ですが、目に異物が入らないよう注意してください。
仕事はいつからできますか?
レーシック手術の翌日検診後からは事務仕事なら可能です。ただしハードな肉体労働や長時間目を酷使する仕事は2~3日後からにしましょう。
スポーツはいつからできますか?
ゴルフやジョギングなど軽いスポーツは術後1週間から可能です。球技や水泳、格闘技などは術後1ヵ月間は控えてください。
期間を過ぎてもしばらくは、目をぶつけて衝撃を与えないように気をつけてください。
レーシックよくある質問 まとめ
レーシックはメリット・デメリットのある施術ですが、日本で20年以上にわたって実績を重ねており、最初から漠然とした不安で敬遠するのはもったいないと思います。
一時期の価格競争で信頼のない眼科は淘汰されており、現在もレーシックを提供するクリニックはある意味で患者から信頼されてきたクリニックといえるでしょう。
以上、あなたの施術選びの参考にしてください。